「今年の干支(えと)は、子(ねずみ)ですね」という言い方が、よくされますよね。テレビ・ラジオのアナウンサーでさえもこう言ってますから、広く一般にその意味は通じているんですが、実はこの表現って、厳密には間違いなんです!
正しくは「今年の十二支(じゅうにし)は、子(ねずみ)ですね」または「今年の干支(えと)は庚子(「かのえね」「コウシ」)ですね」となるんです!
「 干支(えと)と十二支(じゅうにし)って同じじゃないの?違うの?」って思いますよね?
そうなんです!違うんです!
このサイトでは、干支(えと)と十二支(じゅうにし)の本当の意味や由来、年齢早見表、十二支による相性などをまとめて紹介します。
目次
干支(えと)と 十二支(じゅうにし)の違い
今の若い人の多くは、干支(えと)と 十二支(じゅうにし)は同じ意味で、単に二通りの言い方があると思っているのではないでしょうか。多くの人がそう思っているので、そのままの理解でもほぼ問題はないんですが、正しい知識も学んでおきましょう。
十二支(じゅうにし)とは
まず十二支とは古代中国より日本に伝わってきた、暦や方角を意味する言葉で、ご存知、以下の12の動物の事を指します。ちなみにカタカナは「音読み」です。
・子(ね=ねずみ・シ)
・丑(うし・チュウ)
・寅(とら・イン)
・卯(う=うさぎ・ボウ)
・辰(たつ・シン)
・巳(み=へび・シ)
・午(うま・ゴ)
・未(ひつじ・ビ)
・申(さる・シン)
・酉(とり・ユウ)
・戌(いぬ・ジュツ)
・亥(い=いのしし・ガイ)
干支(えと)とは
そして、干支(えと)は、この十二支と、十干(じっかん)とを組み合わせたもので、その組み合わせは、60種類あります。
ここで多くの人が「えっ、十干(じっかん)って何?」と思うでしょう。十干(じっかん)…?聞きなれないですよね。
十干(じっかん)とは
さて、あまりなじみのない「十干」ですが(「十干って…実感ないな~」ってダジャレもアリか?)、「甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)っていう、あれだよ」とか、「優劣を決めにくいことを『甲乙つけがたい』って言い方するでしょ」って言われたら、「ああ~、聞いたことある」となるでしょう。
十干は、十二支と同じく古代中国から日本に伝わった、年や日、数、順番を表す言葉です。
古代中国の「陰陽五行説」の考え方により、「兄(え)と弟(と)」の『陰陽』と、「木、火、土、金、水」の『五行』とが合わさって下の10個があり、音読みと訓読みがあります。訓読みは、その成り立ちを表し、規則性がありますね。
一方、音読みには「コウ」と「キ」が二つあるのがちょっとややこしい所です。
・甲(コウ・きのえ=木の兄)
・乙(オツ・きのと=木の弟)
・丙(ヘイ・ひのえ=火の兄)
・丁(テイ・ひのと=火の弟)
・戊(ボ・つちのえ=土の兄)
・己(キ・つちのと=土の弟)
・庚(コウ・かのえ=金の兄)
・辛(シン・かのと=金の弟)
・壬(ジン・みずのえ=水の兄)
・癸(キ・みずのと=水の弟)
あらためて干支(えと)とは
くり返しますが、干支(えと)は、十二支と十干とを組み合わせたもので、その組み合わせは、60種類 あります。干支はその成り立ちから本来は「かんし」と読みますが、先述の陰陽の、兄(え)と弟(と)を当てて「えと」と読んでいます。干支は60年で1周して元に戻るため、60歳で「還暦」とされるのはこれが由来です。
干支と年齢の早見表
干支を年表にしてみました。60年で一周して元の干支になるのが分かると思います。
ちなみに「甲子園」の名前の由来は、完成したのが1924年で、干支が「甲子」だったから!
辛亥革命は1911年の干支が「辛亥」だったから!壬申の乱は672年の干支が「壬申」だったから!きっと他にもありますよ。
西暦 | 和暦 | 十干 | 十二支 | 干支 | 訓読み | 音読み | 年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1900年 | 明治33年 | 庚 | 子 | 庚子 | かのえね | コウシ | 120 |
1901年 | 明治34年 | 辛 | 丑 | 辛丑 | かのとうし | シンチュウ | 119 |
1902年 | 明治35年 | 壬 | 寅 | 壬寅 | みずのえとら | ジンイン | 118 |
1903年 | 明治36年 | 癸 | 卯 | 癸卯 | みずのとう | キボウ | 117 |
1904年 | 明治37年 | 甲 | 辰 | 甲辰 | きのえたつ | コウシン | 116 |
1905年 | 明治38年 | 乙 | 巳 | 乙巳 | きのとみ | イッシ | 115 |
1906年 | 明治39年 | 丙 | 午 | 丙午 | ひのえうま | ヘイゴ | 114 |
1907年 | 明治40年 | 丁 | 未 | 丁未 | ひのとひつじ | テイビ | 113 |
1908年 | 明治41年 | 戊 | 申 | 戊申 | つちのえさる | ボシン | 112 |
1909年 | 明治42年 | 己 | 酉 | 己酉 | つちのととり | イツユウ | 111 |
1910年 | 明治43年 | 庚 | 戌 | 庚戌 | かのえいぬ | コウジュツ | 110 |
1911年 | 明治44年 | 辛 | 亥 | 辛亥 | かのとい | シンガイ | 109 |
1912年 | 明治45年 大正元年 |
壬 | 子 | 壬子 | みずのえね | ジンシ | 108 |
1913年 | 大正2年 | 癸 | 丑 | 癸丑 | みずのとうし | キチュウ | 107 |
1914年 | 大正3年 | 甲 | 寅 | 甲寅 | きのえとら | コウイン | 106 |
1915年 | 大正4年 | 乙 | 卯 | 乙卯 | きのとう | イツボウ | 105 |
1916年 | 大正5年 | 丙 | 辰 | 丙辰 | ひのえたつ | ヘイシン | 104 |
1917年 | 大正6年 | 丁 | 巳 | 丁巳 | ひのとみ | テイシ | 103 |
1918年 | 大正7年 | 戊 | 午 | 戊午 | つちのえうま | ボゴ | 102 |
1919年 | 大正8年 | 己 | 未 | 己未 | つちのとひつじ | キビ | 101 |
1920年 | 大正9年 | 庚 | 申 | 庚申 | かのえさる | コウシン | 100 |
1921年 | 大正10年 | 辛 | 酉 | 辛酉 | かのととり | シンユウ | 99 |
1922年 | 大正11年 | 壬 | 戌 | 壬戌 | みずのえいぬ | ジンジュツ | 98 |
1923年 | 大正12年 | 癸 | 亥 | 癸亥 | みずのとい | キガイ | 97 |
1924年 | 大正13年 | 甲 | 子 | 甲子 | きのえね | コウシ | 96 |
1925年 | 大正14年 | 乙 | 丑 | 乙丑 | きのとうし | イッチュウ | 95 |
1926年 | 大正15年 昭和元年 |
丙 | 寅 | 丙寅 | ひのえとら | ヘイイン | 94 |
1927年 | 昭和2年 | 丁 | 卯 | 丁卯 | ひのとう | テイボウ | 93 |
1928年 | 昭和3年 | 戊 | 辰 | 戊辰 | つちのえたつ | ボシン | 92 |
1929年 | 昭和4年 | 己 | 巳 | 己巳 | つちのとみ | キシ | 91 |
1930年 | 昭和5年 | 庚 | 午 | 庚午 | かのえうま | コウゴ | 90 |
1931年 | 昭和6年 | 辛 | 未 | 辛未 | かのとひつじ | シンビ | 89 |
1932年 | 昭和7年 | 壬 | 申 | 壬申 | みずのえさる | ジンシン | 88 |
1933年 | 昭和8年 | 癸 | 酉 | 癸酉 | みずのととり | キユウ | 87 |
1934年 | 昭和9年 | 甲 | 戌 | 甲戌 | きのえいぬ | コウジュツ | 86 |
1935年 | 昭和10年 | 乙 | 亥 | 乙亥 | きのとい | イツガイ | 85 |
1936年 | 昭和11年 | 丙 | 子 | 丙子 | ひのえね | ヘイシ | 84 |
1937年 | 昭和12年 | 丁 | 丑 | 丁丑 | ひのとうし | テイチュウ | 83 |
1938年 | 昭和13年 | 戊 | 寅 | 戊寅 | つちのえとら | ボイン | 82 |
1939年 | 昭和14年 | 己 | 卯 | 己卯 | つちのとう | キボウ | 81 |
1940年 | 昭和15年 | 庚 | 辰 | 庚辰 | かのえたつ | コウシン | 80 |
1941年 | 昭和16年 | 辛 | 巳 | 辛巳 | かのとみ | シンシ | 79 |
1942年 | 昭和17年 | 壬 | 午 | 壬午 | みずのえうま | ジンゴ | 78 |
1943年 | 昭和18年 | 癸 | 未 | 癸未 | みずのとひつじ | キビ | 77 |
1944年 | 昭和19年 | 甲 | 申 | 甲申 | きのえさる | コウシン | 76 |
1945年 | 昭和20年 | 乙 | 酉 | 乙酉 | きのととり | イツユウ | 75 |
1946年 | 昭和21年 | 丙 | 戌 | 丙戌 | ひのえいぬ | ヘイジュツ | 74 |
1947年 | 昭和22年 | 丁 | 亥 | 丁亥 | ひのとい | テイガイ | 73 |
1948年 | 昭和23年 | 戊 | 子 | 戊子 | つちのえね | ボシ | 72 |
1949年 | 昭和24年 | 己 | 丑 | 己丑 | つちのとうし | キチュウ | 71 |
1950年 | 昭和25年 | 庚 | 寅 | 庚寅 | かのえとら | コウイン | 70 |
1951年 | 昭和26年 | 辛 | 卯 | 辛卯 | かのとう | シンボウ | 69 |
1952年 | 昭和27年 | 壬 | 辰 | 壬辰 | みずのえたつ | ジンシン | 68 |
1953年 | 昭和28年 | 癸 | 巳 | 癸巳 | みずのとみ | キシ | 67 |
1954年 | 昭和29年 | 甲 | 午 | 甲午 | きのえうま | コウゴ | 66 |
1955年 | 昭和30年 | 乙 | 未 | 乙未 | きのとひつじ | イツビ | 65 |
1956年 | 昭和31年 | 丙 | 申 | 丙申 | ひのえさる | ヘイシン | 64 |
1957年 | 昭和32年 | 丁 | 酉 | 丁酉 | ひのととり | テイユウ | 63 |
1958年 | 昭和33年 | 戊 | 戌 | 戊戌 | つちのえいぬ | ボジュツ | 62 |
1959年 | 昭和34年 | 己 | 亥 | 己亥 | つちのとい | キガイ | 61 |
1960年 | 昭和35年 | 庚 | 子 | 庚子 | かのえね | コウシ | 60 |
1961年 | 昭和36年 | 辛 | 丑 | 辛丑 | かのとうし | シンチュウ | 59 |
1962年 | 昭和37年 | 壬 | 寅 | 壬寅 | みずのえとら | ジンイン | 58 |
1963年 | 昭和38年 | 癸 | 卯 | 癸卯 | みずのとう | キボウ | 57 |
1964年 | 昭和39年 | 甲 | 辰 | 甲辰 | きのえたつ | コウシン | 56 |
1965年 | 昭和40年 | 乙 | 巳 | 乙巳 | きのとみ | イッシ | 55 |
1966年 | 昭和41年 | 丙 | 午 | 丙午 | ひのえうま | ヘイゴ | 54 |
1967年 | 昭和42年 | 丁 | 未 | 丁未 | ひのとひつじ | テイビ | 53 |
1968年 | 昭和43年 | 戊 | 申 | 戊申 | つちのえさる | ボシン | 52 |
1969年 | 昭和44年 | 己 | 酉 | 己酉 | つちのととり | イツユウ | 51 |
1970年 | 昭和45年 | 庚 | 戌 | 庚戌 | かのえいぬ | コウジュツ | 50 |
1971年 | 昭和46年 | 辛 | 亥 | 辛亥 | かのとい | シンガイ | 49 |
1972年 | 昭和47年 | 壬 | 子 | 壬子 | みずのえね | ジンシ | 48 |
1973年 | 昭和48年 | 癸 | 丑 | 癸丑 | みずのとうし | キチュウ | 47 |
1974年 | 昭和49年 | 甲 | 寅 | 甲寅 | きのえとら | コウイン | 46 |
1975年 | 昭和50年 | 乙 | 卯 | 乙卯 | きのとう | イツボウ | 45 |
1976年 | 昭和51年 | 丙 | 辰 | 丙辰 | ひのえたつ | ヘイシン | 44 |
1977年 | 昭和52年 | 丁 | 巳 | 丁巳 | ひのとみ | テイシ | 43 |
1978年 | 昭和53年 | 戊 | 午 | 戊午 | つちのえうま | ボゴ | 42 |
1979年 | 昭和54年 | 己 | 未 | 己未 | つちのとひつじ | キビ | 41 |
1980年 | 昭和55年 | 庚 | 申 | 庚申 | かのえさる | コウシン | 40 |
1981年 | 昭和56年 | 辛 | 酉 | 辛酉 | かのととり | シンユウ | 39 |
1982年 | 昭和57年 | 壬 | 戌 | 壬戌 | みずのえいぬ | ジンジュツ | 38 |
1983年 | 昭和58年 | 癸 | 亥 | 癸亥 | みずのとい | キガイ | 37 |
1984年 | 昭和59年 | 甲 | 子 | 甲子 | きのえね | コウシ | 36 |
1985年 | 昭和60年 | 乙 | 丑 | 乙丑 | きのとうし | イッチュウ | 35 |
1986年 | 昭和61年 | 丙 | 寅 | 丙寅 | ひのえとら | ヘイイン | 34 |
1987年 | 昭和62年 | 丁 | 卯 | 丁卯 | ひのとう | テイボウ | 33 |
1988年 | 昭和63年 | 戊 | 辰 | 戊辰 | つちのえたつ | ボシン | 32 |
1989年 | 昭和64年 平成元年 |
己 | 巳 | 己巳 | つちのとみ | キシ | 31 |
1990年 | 平成2年 | 庚 | 午 | 庚午 | かのえうま | コウゴ | 30 |
1991年 | 平成3年 | 辛 | 未 | 辛未 | かのとひつじ | シンビ | 29 |
1992年 | 平成4年 | 壬 | 申 | 壬申 | みずのえさる | ジンシン | 28 |
1993年 | 平成5年 | 癸 | 酉 | 癸酉 | みずのととり | キユウ | 27 |
1994年 | 平成6年 | 甲 | 戌 | 甲戌 | きのえいぬ | コウジュツ | 26 |
1995年 | 平成7年 | 乙 | 亥 | 乙亥 | きのとい | イツガイ | 25 |
1996年 | 平成8年 | 丙 | 子 | 丙子 | ひのえね | ヘイシ | 24 |
1997年 | 平成9年 | 丁 | 丑 | 丁丑 | ひのとうし | テイチュウ | 23 |
1998年 | 平成10年 | 戊 | 寅 | 戊寅 | つちのえとら | ボイン | 22 |
1999年 | 平成11年 | 己 | 卯 | 己卯 | つちのとう | キボウ | 21 |
2000年 | 平成12年 | 庚 | 辰 | 庚辰 | かのえたつ | コウシン | 20 |
2001年 | 平成13年 | 辛 | 巳 | 辛巳 | かのとみ | シンシ | 19 |
2002年 | 平成14年 | 壬 | 午 | 壬午 | みずのえうま | ジンゴ | 18 |
2003年 | 平成15年 | 癸 | 未 | 癸未 | みずのとひつじ | キビ | 17 |
2004年 | 平成16年 | 甲 | 申 | 甲申 | きのえさる | コウシン | 16 |
2005年 | 平成17年 | 乙 | 酉 | 乙酉 | きのととり | イツユウ | 15 |
2006年 | 平成18年 | 丙 | 戌 | 丙戌 | ひのえいぬ | ヘイジュツ | 14 |
2007年 | 平成19年 | 丁 | 亥 | 丁亥 | ひのとい | テイガイ | 13 |
2008年 | 平成20年 | 戊 | 子 | 戊子 | つちのえね | ボシ | 12 |
2009年 | 平成21年 | 己 | 丑 | 己丑 | つちのとうし | キチュウ | 11 |
2010年 | 平成22年 | 庚 | 寅 | 庚寅 | かのえとら | コウイン | 10 |
2011年 | 平成23年 | 辛 | 卯 | 辛卯 | かのとう | シンボウ | 9 |
2012年 | 平成24年 | 壬 | 辰 | 壬辰 | みずのえたつ | ジンシン | 8 |
2013年 | 平成25年 | 癸 | 巳 | 癸巳 | みずのとみ | キシ | 7 |
2014年 | 平成26年 | 甲 | 午 | 甲午 | きのえうま | コウゴ | 6 |
2015年 | 平成27年 | 乙 | 未 | 乙未 | きのとひつじ | イツビ | 5 |
2016年 | 平成28年 | 丙 | 申 | 丙申 | ひのえさる | ヘイシン | 4 |
2017年 | 平成29年 | 丁 | 酉 | 丁酉 | ひのととり | テイユウ | 3 |
2018年 | 平成30年 | 戊 | 戌 | 戊戌 | つちのえいぬ | ボジュツ | 2 |
2019年 | 平成31年 令和元年 |
己 | 亥 | 己亥 | つちのとい | キガイ | 1 |
2020年 | 令和2年 | 庚 | 子 | 庚子 | かのえね | コウシ | 0 |
2021年 | 令和3年 | 辛 | 丑 | 辛丑 | かのとうし | シンチュウ | |
2022年 | 令和4年 | 壬 | 寅 | 壬寅 | みずのえとら | ジンイン | |
2023年 | 令和5年 | 癸 | 卯 | 癸卯 | みずのとう | キボウ | |
2024年 | 令和6年 | 甲 | 辰 | 甲辰 | きのえたつ | コウシン | |
2025年 | 令和7年 | 乙 | 巳 | 乙巳 | きのとみ | イッシ | |
2026年 | 令和8年 | 丙 | 午 | 丙午 | ひのえうま | ヘイゴ | |
2027年 | 令和9年 | 丁 | 未 | 丁未 | ひのとひつじ | テイビ | |
2028年 | 令和10年 | 戊 | 申 | 戊申 | つちのえさる | ボシン | |
2029年 | 令和11年 | 己 | 酉 | 己酉 | つちのととり | イツユウ | |
2030年 | 令和12年 | 庚 | 戌 | 庚戌 | かのえいぬ | コウジュツ | |
2031年 | 令和13年 | 辛 | 亥 | 辛亥 | かのとい | シンガイ | |
2032年 | 令和14年 | 壬 | 子 | 壬子 | みずのえね | ジンシ | |
2033年 | 令和15年 | 癸 | 丑 | 癸丑 | みずのとうし | キチュウ | |
2034年 | 令和16年 | 甲 | 寅 | 甲寅 | きのえとら | コウイン | |
2035年 | 令和17年 | 乙 | 卯 | 乙卯 | きのとう | イツボウ | |
2036年 | 令和18年 | 丙 | 辰 | 丙辰 | ひのえたつ | ヘイシン | |
2037年 | 令和19年 | 丁 | 巳 | 丁巳 | ひのとみ | テイシ | |
2038年 | 令和20年 | 戊 | 午 | 戊午 | つちのえうま | ボゴ | |
2039年 | 令和21年 | 己 | 未 | 己未 | つちのとひつじ | キビ | |
2040年 | 令和22年 | 庚 | 申 | 庚申 | かのえさる | コウシン | |
2041年 | 令和23年 | 辛 | 酉 | 辛酉 | かのととり | シンユウ | |
2042年 | 令和24年 | 壬 | 戌 | 壬戌 | みずのえいぬ | ジンジュツ | |
2043年 | 令和25年 | 癸 | 亥 | 癸亥 | みずのとい | キガイ | |
2044年 | 令和26年 | 甲 | 子 | 甲子 | きのえね | コウシ |
干支(十二支)の順番と由来
干支(十二支)の順番の覚え方
十二支を「ね・うし・とら・たつ・み~」って順番にスラスラと口にするお年寄りっていますよね。私たちも覚えましょうよ!何度も言えば覚えられそうですが、コツを2つ。
まず、息継ぎの位置。これは、/印のところで息継ぎして、全体を3分割しましょう!
そして“たつみさん”と“いぬいさん”がいる!ってことです。息継ぎで区切った1ブロック目と3ブロック目の末に“たつみさん”と“いぬいさん”がいます!
「ね・うし・とら・う・たつ・み~/
うま・ひつじ/ さる・とり・いぬ・い~!」
これだけじゃ覚えられない、もっとヒントほしい~!という方には十二支の順番の由来の昔話がありますので紹介します。
干支(十二支)の順番の由来の昔話
昔、神様が動物たちに向かって言いました。
「1月1日の朝に挨拶に来たものから順番に、12番目まで毎年交代でその年のリーダーにする!」
それを聞いた動物たちはテンション上がります!
牛は「自分は歩くのが遅いな」と感じていたので、他の動物達より早く行こうと前日の夜から歩きはじめます。
そんな牛を見ていたねずみは、気づかれないように牛の背中に飛び乗りました。そうすれば、自分も早くに神様の元へ着けるからです。
狙い通り牛は1番に神様の所に着きましたが、その矢先、牛の背中からネズミが飛び降り、牛が挨拶するよりも先に神様に挨拶をしたのです。
そのため1番はネズミ、2番に牛の順番となりました。しかし牛は2番になったことを怒りませんでした。のんびりした性格の牛は「2番なら十分満足」と考えたのです。
他の動物たちはどうなったかというと、
3番に着いたのは虎、4番目はうさぎです。これは足の速さの順で、前日に出発した牛には勝てなかったけど順当な3,4位というわけです。
続く龍とへびは同着でした。龍は空をとぶことができて、毎日修行も積んでいます。へびはそんな龍を尊敬し、龍に順番を譲ったのです。
こうして5番目は龍、6番目はへびとなりました。
午(うま)と未(ひつじ)はそれぞれマイペースで進み、その結果、足の速い午(うま)の方が未(ひつじ)よりも早く着き、7番目、8番目となりました。
次に猿、酉(とり)、戌(いぬ)の順番となりますが、なぜこうも到着するのが遅かったのでしょうか。それは猿と戌(いぬ)が喧嘩をしていたからです。
いわゆる「犬猿の仲」ですね。その喧嘩の間に入って止めていたのが酉(とり)なのでなのです。
最後の到着したのは亥(いのしし)となりますが、そんなに遅かったのかというとそうではありません。
実は亥(いのしし)は、すごいスピードで神様の元へ突っ走り(猪突猛進ってことですかね)、かなり早く着いていたのですが、勢い余って、神様のところを通り過ぎてしまいました。神様のところへ戻ったときには皆がゴールした後だったというわけです。
さて、順番はこういったわけなんですが、「猫年」がないのはなぜか?ってことについてもこの昔話は触れています。人間にとって犬と猫は古くから非常に身近な存在であるはずなのに、なぜ戌年があって「猫年」ないのでしょうか?そこにはまたねずみが関わっていました。
神様に挨拶に行く日にち(1月1日)を忘れてしまった猫に対し、ねずみは「1月2日だよ」と嘘をついたのです。
猫は1月2日に神様のところへ行ったものの相手にされず、十二支に入れず、それ以来猫はねずみを追いかけまわしているというのです。ねずみは昔からずる賢い存在とされているんですね。
干支(十二支)による相性
干支による相性で良いとされるのは、三合(さんごう)と支合(しごう)で、逆に悪いとされるのは、七沖(しちちゅう)・六害(ろくがい)・三刑(さんけい)などの組み合わせです。
干支を時計の文字盤のように並べて、それぞれ解説しましょう。
相性の良い干支
・三合(さんごう)とは
正三角形を作る位置関係にある干支です。お互いに全く違う性質を持っていますが、お互いの長所が共存し、短所を補うことができる関係にあります。
恋人や夫婦など長く一緒にいる相手が三合だと、助け合える関係となり愛情が育ちやすいとされています。
・支合(しごう)とは
時計の文字盤を、12時半と6時半で二つ折りにした時に重なり合う干支が支合です。ねずみが牛の背中に乗って神様に挨拶に行ったエピソードとも一致しますね。
考え方やプロセスは違っても結論やゴールは同じ場合が多いため友人や仕事仲間が支合だと協力的関係になれるとされています。
相性の悪い干支
・七沖(しちちゅう)とは
時計の文字盤上で真向かいに位置する干支が七沖です。お互い正反対な性格や価値観を持ち、反発しやすく、お互いの長所もぶつかり合って消えてしまいます。長く一緒にいると苦痛を感じるとされています。
・六害(ろくがい)とは
時計の文字盤を、3時半と9時半で二つ折りにした時に重なり合う干支が六害です。お互いが障害とる組み合わせで、それぞれが意図しなくても相手を邪魔したり自分が邪魔されたりするとされています。
・三刑(さんけい)とは
三刑は不毛な組み合わせで、お互い害はないようですが一緒にいても何も生まれず良いことはないとされています。
干支カレンダー
干支は、年ごとだけではなく、日ごとにも割り振られています。旧暦ではもちろんですが、新暦のカレンダーでも気の利いたやつにはちゃんと書かれています。ちなみに我が家のカレンダーは地元農協が配布しているカレンダーなんですが、ちゃ~んと日ごとに干支が書かれています。
ここではお勧めのサイトをご紹介しておきますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!